乳房炎について
2014/4/16 (水)ほぼ消えかけた雪でしたが、4月10日に降ってしまいました
それでも、日ごとに春の気配を感じる今日この頃です。
牛たちを早く放牧地に出してあげたいです。
さて、今回のテーマは、「乳房炎」です。
牛の体調も、いつも良い状態が続くとは限りません。
人間の都合で飼っている限り、何らかのストレスもかかっているはずです。
けがや病気は、飼い方によってはかなり減らすことはできますが、
ゼロにすることはできません。
バランス酪農も同様、その疾病の頻度は相当少なくなりますが、
完全になくなるわけではありません。
「乳房炎」もその1つで、酪農家の永遠の課題といっても過言ではありません。
宮地牧場の牛たちも、乳房炎にかかることがあります。
しかしそのダメージは、以前とは比較にならないほど軽いです。
これまでは、大腸菌による毒素の乳房炎で死亡する牛もいました。
今では乳房炎自体も軽い症状で終わり、高熱になることもなく、
体にはほとんど影響が出ません。
しかしそれでも乳房炎による体細胞は上がってしまうので、
出荷牛乳の体細胞の数値が高くなることがあります。
特にバランス酪農は、抗生物質で乳房炎菌を死滅させる
技術ではなく、牛の免疫力を高めて、牛自体の体力によって、
乳房炎を克服していく方法です。
現在の宮地牧場の牛が乳房炎にかかった場合、
完全に完治する牛もいますが、体には影響はないものの
体細胞が上がったままで慢性的な乳房炎になってしまう牛もいます。
この乳房炎対策も、宮地牧場のこれからの課題の一つで、
今後しっかりと取り組んで行きたいと思います。
生活の知恵コーナー
今回ご紹介するのは、「アレルギー対策」です
その1
味噌汁にホウレンソウを入れて飲む
その2
キャベツの入ったスープを飲む
以上です。
今は、いろんなアレルギーで悩まれている方も多いと思います。
この食膳法で、アレルギー体質を克服してください。
今の放牧地の様子です
ほぼ雪はなくなりましたが、草はまだ生えていません。
それでも、天気のいい日は牛たちは気持ちよさそうに寝ています。
放牧地の隅にはまだ雪が残っていますが、
日の当るところにはふきのとうが顔を出し、
春が近づいてきているのを知らせてくれます。
去年の最後に生まれた子牛、「チャレンジ」です。
去年は11頭が新たに仲間入りをしました。
今年のお産ももうすぐ始まります。
忙しくなりますが、いよいよ始まるぞ、という
気持ちが引き締まる思いです。
では、また、