バランス改善のメリットその4
2013/7/31 (水)こんにちは
7月も後半になって、いよいよ夏本番ですね。
今年の夏は、平年よりも暑く、
熱中症で倒れる人が2倍ぐらいになっているようです。
皆さんも水分と休憩を十分に取って、
この暑い夏を乗り切ってくださいね。
放牧の様子
7月12日に今年の1番牧草の収穫も
無事終了しました。
しかし、このところの長雨でしばらく太陽の
顔が見えません。
晴れ間が待ち遠しいです。
さて、今回のテーマは「バランス改善のメリットその4」
として、「子牛の育成」についてお話します。
バランス改善によって、子牛の育成にもメリットがあります。
子牛の場合は、体力がないため、
ちょっとした下痢や病気によって
命取りにもなってしまう場合があります。
宮地牧場でも、寄生虫による感染症で、
何頭も死んでしまった年がありました。
そのときは、駆虫剤の抗生物質を使っていたのですが、
強力な薬の影響と寄生虫からのダメージで
だんだんと子牛の体力がなくなり、
次々と死んでしまったのです。
バランス改善を行った後は、
感染症や下痢になることはありますが、
子牛自体の免疫力や体力が高くなるので、
表れる症状も軽くて済み、
抗生物質を使わないので副作用の心配もありません。
自然の植物や身の回りにある物を利用した
簡単な治療方法ですぐに良くなります。
そのノウハウも確立されています。
生活の知恵コーナー
前回のお知らせでは「膝痛」としていましたが、
時節柄、「熱中症」対策に変更します。
それではご紹介いたします。
熱中症は、脱水症状や頭部に熱がたまって
血行障害がおこり引き起こされる症状なので、
それを解消するために「足」を温めます。
もっとも簡単で効果的なのは、「足湯」です。
バケツに少し熱めのお湯を入れ、足を入れます。
足が温まり、血液が循環するようになれば、
頭部の血液も下がってゆき、楽になってきます。
合わせて、水分補給も行ってくださいね。
さて、次回のテーマは、「バランス改善のメリットその5」
として、安心・安全な牛乳、乳製品の生産について、
生活に知恵コーナーでは「膝痛」について
ご紹介したいと思います。
今年の4頭目のメス牛です。
名前は「真更」(まっさら)です。
それでは、また