バランス改善のメリットその3
2013/6/22 (土)こんにちは
6月になり、放牧も本格化してきました。
北海道は梅雨もなく、
6月はとってもいい季節です。
天気がいい日には気温も30℃近くなり、
牛たちも日中は木陰で休んでいます。
今回は、バランス改善のメリットその3として、
「農薬、除草剤、化学肥料を使用しない農業が可能」
というお話をしたいと思います。
牛の主食である牧草地には農薬、除草剤、
化学肥料など一切投入しません。
宮地牧場の45haの牧草地全てにバランス改善
を行っていますが、以前は雑草に悩まされた時期
がありました。
しかし、バランス改善を行った後は、
全くなくなるわけではありませんが、
ほとんど気にならないほどに雑草が減りました。
また、牧草地の地力によっては、
スラリー(糞尿を分解した液肥)や堆肥を入れますが、
化学肥料や土壌改良剤は入れません。
農薬、除草剤、化学肥料等を入れない牧草は、
牛たちにとって安心して食べられる安全な最高の自然の餌です。
その安心、安全な牧草が健康な牛を育ててくれるのです。
今年の牧草作業が始まりましたが、
無農薬、無化学肥料でも元気よく育っています。
今年の牧草は、スラリーの施設のバランス改善
を去年の秋に実施したので、
いつもの年よりも牧草の元気がいいです!
この無農薬での農業は、もちろん酪農に限らず、
畑作、野菜、果樹栽培などにも応用できます。
農薬等を一切使わず、化学肥料に頼ることの無い農業は、
自信を持って消費者に安心・安全な食料を提供でき、
農家の信用を得ることにつながります。
生活の知恵コーナー
今回は、前回のお知らせで「歯槽膿漏対策」
としていましたが、もう過去に紹介済みでした。
大変失礼しました。
そこで今回は、「水虫対策」をお伝えします。
その1
ピーマンを用意します。
ピーマンの汁をとります。
今回は、おろし金ですりおろし、汁をしぼりました。
このピーマンの汁を患部に塗ります。
その2
簡単な体操です。
その場で足踏みをします。
この時、ももをあげる角度を90度くらいまで上げます。
水虫はなかなか治りにくいもの。
この方法で根気よく続けて治してくださいね。
さて、今年も牧草収穫の時期がやってきましたが、
山に近い牧草地ではよく鹿に出会います。
1頭だけのときはまれで、たいてい5,6頭から
10頭くらい群れで行動しています。
それでは、次回は
「バランス改善のメリットその4」として、
子牛の育成について、
生活の知恵コーナーでは、「膝痛」
の対策についてご紹介します。
今年生まれた3頭目のメス牛です。
名前は「リボーン」です。